2015年4月19日~24日の日程で昨年に引き続き、モンゴルの技術者(安全担当)向け研修会の講師として、モンゴル国で安全講習を実施いたしました。
現地では、受講者約100名に災害事例を使いKY(危険予知)訓練を行ないました、受講者は熱心に取り組みその姿勢には大変敬服いたしました。
今回、新しい取組として、日本の安全の考え方、日本の労働安全法、又、建設業の安全管理体制について、日本で8人しかいない「安全管理士」である佐藤 尚氏(建設業労働災害防止協会)による経営者向けの研修会も実施しました、この取組は日本とモンゴルの安全文化の違いをクローズアップし、日本の安全の考え方をモンゴルの経営者に伝え、「安全」とはどういう物なのかをわかっていただきたいと開催しました。
日本は「労働災害」に対し、企業の社会的責任が重要視されるのに比べ、モンゴルでは個人(安全担当)の責任となる風潮があり、日本の「安全」を吸収しようと技術者向けの研修会は熱気にあふれていました、また、日本では工事に関係するすべての人が安全に係わって「安全第一」を目指している事がモンゴルの受講者には驚きの様でした。