鋼製桁架設技術 ~ケーブルエレクション桁架設(直吊り)工法~
桁下が河川等の流水部や深い谷間などでベント設備が設置できない場所で両岸に鉄塔設備とアンカーが設置できる場合に採用される工法です。分割した鋼桁部材をケーブルクレーンで吊り込み、鉄塔間に張り渡したケーブルから吊下げた直吊り設備の受桁で鋼桁の全自重を支持しながら架設します。
架設中は、桁の拘束箇所が少なく、キャンバーの調整が難しいため、高度な管理が必要となります。
新深歌橋上部工での事例
2径間連続鋼床版箱桁橋
橋梁上部工の大規模な桁架設では、2,000トン以上の鋼床版箱桁を地組みし、台車に乗せて手延機を用いて送り出す送出し工法などの施工実績を有しています。