世界初の実用化・事業化に向けて
バイオガスからメタノールとギ酸を製造する光化学プラントの開発~実働へ
―4者連携協定を締結―
バイオガスからメタノールとギ酸を製造する光化学プラントの開発~実働へ
―4者連携協定を締結―
2月9日、札幌グランドホテルにおいて「エア・ウォーター北海道㈱、岩田地崎建設㈱、北海道興部町、大阪大学先導的学際研究機構との共同研究協定」の締結式を執り行いました。
北海道興部町と大阪大学は、2019年にバイオガスプラントにおけるバイオガスの酸化技術開発に関する連携協定を締結し、家畜ふん尿発酵時に発生するバイオガスを液体燃料のメタノールなどに変換する技術開発を共同で進め、世界で初めての製造に成功しました。
この度、この事業に新たにエア・ウォーター北海道㈱様、岩田地崎建設㈱を加え、4社共同研究協定の締結を行い「オール北海道」で実用化に踏み出します。
締結式では、興部町内にパイロットプラントを2年以内に建設することを発表し、エア・ウォーター北海道㈱様が光化学パイロットプラントの設計と反応制御及びシステムの最適化の研究、当社がパイロットプラントに適した上屋の設計及び周辺環境制御技術の開発を担当をします。
2024年度をめどにパイロットプラントの容量を約10倍に拡大し製造を本格化させ、2025年度からは町内の公共施設や乳業工場などで使う電力を賄う計画で、2030年度以降は、「カーボンニュートラル循環型酪農システム」を確立し、興部町以外にも視野を広げて、日本各地への展開を目指していきます。